カンボジア語辞典の貴重な新刊

三修社さんより「ポータブル日カンボジア英・カンボジア日英辞典」が今年2020年4月に出たという噂をtwitterで知ったので、さっそく近くのジュンク堂さんへ行って購入してきました。

https://www.sanshusha.co.jp/np/isbn/9784384059663/

辞書というよりは単語集で、旅行ガイドや会話本のうしろについてるものをすごくした感じです。よくあるコンパクトな辞書のサイズなので、旅行とか日常使い用にいいですね。

日→カンボジアは、見出し語数約10,700は魅力的で、便利そうな語がたくさん載ってはいるものの、やはり単語集なので基本1見出し語に1訳語、収録語数で考えるとそこまでは多くない気がします。
例えば、大学書林さんの「カンボジア語基礎1500語」などは、見出しこそ1500ですがいわゆる辞書的な形なので、ひとつの単語に連語、複合語や例文などがいくつも載っていて、収録語数でいうと結構な語数になるはずです。
また、品詞や用例や借用元などは一切ないのでハードな調べものにはちょっと難ありです。
それでも、新しい辞典だけあって「タピオカ」「アニメ」などのいまの単語や、「ウニ」「熱中症」「水道光熱費」など細かい単語まで、Google翻訳だけでは正確に調べられない訳語がたくさん載っているのはとても便利です。

カンボジア→日は、前半に比べて小さくて込み入って見づらいのと、やはりひとつの見出しに日本語訳がひとつだけ。
複合語も見出しとして元の単語の下に並べるというルールのため、កសាង​がកកよりも上に載ってたりする謎の語順となってしまっており、辞書使いするのは少し微妙かもしれません。

全ての単語に添えられているクメール語発音のカタカナ表記は

名前 チモ(ホ)
すみません ソー(ム) トー(ホ)

とかですので、この辺は好みによるでしょうし、あくまで参考程度ということで。

英語に関しても、意味が複数あったりしてわかりづらい単語を限定するための補足用ですね。

全体的に、辞書としてはいまいちなところはあるものの、単語集としては素晴らしいですし、ひとつひとつの語がとても見やすいフォーマットになっているので、単語の学習にはもってこいだと思います。

カンボジア語→日本語に関しては大学書林さんのカンボジア語辞典がずっと最高峰ですが、
日本語→カンボジア語は現在日本国内で手に入るものとしてはこちらが唯一といってもいいものになるでしょうし、個人的にはとても買ってよかったです。

価格は税込6,160円。なかなかのお値段ですが、カンボジア語のニーズとか考えると仕方ないのですかね。
ちなみに同シリーズのタイ語版やベトナム語版は驚きの2,640円。
カンボジア語の教材はまだまだ少ないですから、出していただけただけありがたい、のですが……

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